妊娠線とは

妊娠線とは、妊娠中1.7倍にも大きくなるお腹に、皮膚の伸びがついていけずにできた亀裂のことで、急激にお腹が大きくなるになるためにできやすくなる肉割れを妊娠線といいます。妊娠線ができる原因は、急激な体重増加とホルモンの影響にあります。妊娠中に急激に太り体に脂肪がつくと同時に、皮膚が引き延ばされて割れ目ができてしまうのです。
このメカニズムは、皮膚の下にある真皮や皮下組織にあるコラーゲン、弾性線維が断裂され、赤紫色の瘢痕を残してしまいます。これが妊娠線です。
また、妊娠中はホルモンの分泌が変わり、コルチコステロイドホルモンというホルモンが大量に分泌されています。このホルモンの影響により、肌のターンオーバーの働きが抑制されて、普段よりも肌の代謝が抑えられているのです。
妊娠線の多くはお腹周りにできますが、中には同時に腕や足、おっぱいやお尻など様々な場所に現れることも多く、お母さんの体全体へできる厄介者です。
妊娠線は一度できてしまうと、二度と消えることがないといわれており、一度できはじめるとメロン皮のように増殖してしまうのが難点です。
妊娠線ができるかどうかには、個人差があります。妊娠線ができやすい人のタイプは、急な体重増加をした人、乾燥肌の人、多胎妊婦、経産婦などがあります。
妊娠線も、短い一本から、数十本まで人それぞれです。妊娠中に妊娠線予防をしても、50~80%の人には妊娠線が出来るといわれています。
まだ妊娠線ができていない方も油断は大敵です。妊娠線は消えないと言われているので、正しいケア方法でしっかりと妊娠線を予防しましょう。

 

妊娠線を予防するには

妊娠線を作らないための対策は大きく分けて二つです。
ひとつは、「体重管理」もうひとつは「スキンケア」です。
最近では病院などでもこの体重管理を厳しく指導されることが多くなりましたが、体重が増えることにより妊娠線ができる確率はどうしても大きくなります。
もちろんお腹の中の胎児が成長するため、まったく体重が増えないということは無理ですが、医師の指導している増減をしっかり守ることがポイントになってきます。食事の内容を見直し、野菜などの繊維の多い食事を多く取り入れることを意識したり、バランスの良い食事に切り替えることも重要です。また、軽い運動を取り入れてみると、より効果的に急激な体重の増加を防ぐことができますので、体重管理の一環としておこなっていくといいでしょう。つわりがひどいと食事の支度が大変なため、買ってきたものや外食に頼ってしまいがちですが、外食やファストフードなどは高カロリーになりがちですから、控えるようにしましょう。
もうひとつ、妊娠線を予防するには、正しい予防ケアが必要です。自己流でクリームを塗っていると、見落としていた場所に突然妊娠線ができたり、臨月でたった1日気を抜いただけで妊娠線ができてしまったりします!
そのためには、正しい知識を知って、正しい塗り方で妊娠線予防クリームを塗ることが重要なのです。
妊娠線の予防はとにかく保湿することです。保湿性の高い妊娠線予防クリームをたっぷりと塗ることが大事です。特に冬は乾燥しがちなので、ケアを怠らないようにしましょう。少しさぼっただけでもすぐに妊娠線ができてしまうので、毎日かかさず、朝晩の一日2回以上塗ることをおすすめします。お腹のケアはしていたのに、別の部分に妊娠線ができてしまったという方は実に多いといいます。予防のためにケアしていくなら、体全体に塗っていくことが大切です。クリームを塗る時期は、早ければ早いほどベストです。 出産後に後悔しないためにも、妊娠したらすぐに妊娠線予防をはじめていきましょう。

 

クリームの選び方

油分と水分がバランスよく配合されているため、オイルよりも保湿能力に優れ、ローションより皮下組織への水分浸透力に優れているのがクリームの特徴です。保湿効果と水分浸透力のバランスが良いのが、クリームのメリットです。クリームと一口に言っても、配合している水分量や油分の量によってもオイルに近い物からローションに近い物まで様々な種類があります。体質や好みに合ったものを選んでくださいね。
保湿クリームやマッサージクリーム等は、ただ単に塗るだけではなく、適度なマッサージを施すことで、血の巡りが良くなり、妊娠線の予防効果が上がります。マッサージは基礎代謝を上げるため、脂肪燃焼に繋がり、効率的に引き締め効果が狙えます。妊娠線は、コラーゲン組織が破壊されるためできると考えられていますので、そうした成分を補うことのできるクリームなどがおすすめといえるでしょう。
クリームを使い始める時期は、一般的には妊娠5か月頃の方がおおいようです。妊娠後期になると、どんどんとお腹は大きくなってきますので、早めにケアを始めることが大切です

 

肌に優しく低刺激なものを選びましょう

妊娠中は肌が敏感になり、妊娠初期はつわりで匂いにも敏感になります。無添加・低刺激で肌に優しく、無香料または優しい香りのクリームが良いでしょう
市販のクリームには合成成分が大量に含まれているものも存在します。
肌の上に塗るだけだから大丈夫、と思っていても、実際は経皮吸収といって合成成分がお腹の中赤ちゃんに吸収されてしまいます。
妊娠中なので、赤ちゃんのためにも無添加で肌に優しいものを選びましょう。

保湿力の高いものを選びましょう

妊娠線予防のためには「保湿ケア」が最重要ですので、保湿効果の高いクリームを選ぶことが大切です。さ妊娠線予防に乾燥は大敵なので、コラーゲンやヒアルロン酸などの保湿成分が豊富なことはもちろん、その成分が皮膚の奥まで届き、葉酸やビタミンC誘導体などのお肌を引き締める効果のある成分が含まれているかどうかも大切です。
葉酸など血液循環のめぐりをよくして美肌効果があるものを選ぶと、より妊娠線予防になります。のびがよく、サラりとしたつけ心地のクリームタイプほうがおすすめです。妊娠線は保湿ケアをしっかりして、乾燥を防ぎ、皮膚を柔らかくして弾力のある状態にすることがとても大切です。クリームを塗って優しくマッサージをしましょう。

値段を気にせず毎日たっぷり使えること

少し値段が高くても効果のあるものを使うのが理想ですが、無理なく続けるためにコストパフォーマンスの良さも選ぶときのポイントですよね。
毎日使用するものですから、値段が相応なものがよいでしょう。
ただし、ケチって効果が低い安物を使うのはやめましょう!
安物には合成成分が多く含まれており、妊娠中に使用するのはよくありません。
妊娠時だけなのですから、値段相応の効果が高いものを選ぶことが大切です。